なぎの みや

消える世界
読了まで少々時間を頂きましたが、物語を自分の中で整理することが出来たので感想を書かせていただきます。 まず、単純な感想として。 大変面白かったです。作品の分野も手伝って、作者様の得意とするところが存分に発揮されていると思いました。ただ少し感じたのは、物語のボリュームを考慮されて、文字数に少し悩まされたのかな? とも思いました。ゲーム内の各エリアの描写やストーリーは、本来ならもう少し詳細に書き込みたかったのではないかなぁ、とも。とは言えいち読者としてもとてもテンポよく読み進める事が出来るので、現状に難があるとは全く思いません。 さて、ここからは物語の核心について。 通常、私はこれからご覧頂く予定の読者様への参考の為、ネタバレにはならないようなレビューを心掛けているのですが、本作を少し考察してみたくなりこの様な形を取らせて頂く事、ご容赦ください。 『ディスラプター』 他の方のレビューでも書かれていますが、「破壊」の意味を持つ造語ですね。響きは名詞ですが、本作の世界では動詞として認識されているようです。そうなると、「ディスラプターチャレンジ」とは……。 劇中で「地球政府」という言葉が出ている事から、この時代にはある程度の権力を持った国際機関が存在するのでしょう。恐らくそこからのトップダウンで計画、製作されたのが、「ディスラプターチャレンジ」。今の時代の基準に合わせて言えば、彼らは超高性能A.Iの様なものでしょうか。 終盤、現実と仮想の世界が主人公の中で混濁します。敢えて分かりづらくしているのは、読者にもそれを体感させる為でしょう。 ここで考察。主人公、拓也が“現実”と認識して最後の行動に出たあの世界。あれは本当はどちらだったのか? あの世界では名前を持った生存者は拓也と、スティーブというダイレクター以外に出ませんでしたが、別の世界の方で“仮想”と本人が言った安曇会長は遥やビルの事は知らなかった。ファンタジーワールドの暗闇が切替のポイントとして、ゲームの中のゲームの世界とゲームの世界の電源を同時にオフにする仕組みだったのでしょう。しかし、「遥とビルを知らない安曇会長がいる世界」と「遥が繰り返し登場する世界」の二つが明らかに存在する。現実はいったい……? そこを突き詰めると、ひとつのサークルでも出来そうですね。考察の余韻を残した本作、楽しませて頂きました(^-^)
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みやさん!! 『ディスラプターワールド』、最後までお読み頂きまして、こんな素晴らしいレビューを書いていただけて・・とても嬉しいです!  本当にありがとうございます!感激です。 趣味を存分に活かした?、自分勝手な作品なので、読みづらい所もいっぱいだったと思いますが、根気強く読んで頂いて・・感謝しております。 本当に本当にありがとうございます! みぐ🐧
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こんにちはみぐさん(^-^) 今日は慶弔休暇なの。 自分の執筆と、他の方の挿絵作成とかで時間がかかっちゃってごめんなさい_(。。)_ これから表紙の作成に入るんだけど……実はもう背景は出来てて。 あとは拓也くんと遥ちゃんを入れる予定です。遥ちゃんは今の表紙のイメージで作成して、拓也くんは私のイメージで_((Ф(.. ) それで構図を相談させて頂きたいのだけど……2人の様子はどんな感じにしますか( 'ω')? ゲームだから元気な感じ(特に遥ちゃん)にするか。 ストーリー全体を考慮して真剣な表情にするか。 お時間のある時でいいので教えて下さいなm(_ _)m
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