近くて遠い、遠くて近い日常
【誰もが巻き込まれるかもしれない、傍らの非日常】 途中まで閲読。 現代にマッチした世界観で描かれており、主人公の立場や環境を想像しやすい。その為、ミステリー小説という娯楽だけでなく教訓にもなる作品。途中までの閲読の為、多くは語れないが冒頭から読み手を引き込む。 読み進めていくうちに事件が起きたことを朧げに理解する。しかしはっきりした関係などは謎に包まれており、何があったのだろうという読み手の関心を惹くと同時に、主人公や彼を取り巻く人々の会話から想像力を掻き立てる。その後、事件がどのようにして起きたのかが明らかになっていく。 主人公が事件に巻き込まれる土台となる部分は、誰もが経験することの出来る日常の中に潜んでおり、安全だと感じる毎日は危険と隣り合わせなのだということに気づかされるだろう。それほどに、近いところにある非日常である。 どんな物語なのか、その目で確かめて欲しい。 是非、お手に取られてみてはいかがでしょうか?
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