待宵

淡い想いの行く末は、苦い
高校生が教師に抱く淡く儚い恋心を、教師目線で巧みに表現しています。小関さんは高校生活の恋愛のほとんどを瀬崎に注いだんだろうなという事が、瀬崎の淡白な語りから読み取れるのが面白い。 小関さんの恋は当然のように、自分の胸の中だけで散っていくのですが、数年後に彼女の想いに触れてしまったときの瀬崎の言葉、タイトルでもある『気づきたくなかった』という一言に、どこまでも届かない想いの切なさが集約されているところが秀逸でした。
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すごい今更ですが、いただいた感想にいいねだけなんて失礼だと思いまして、返事を書かせていただきます。 感想が素敵すぎて何度も返事を書こうとしては消してを繰り返しました。結局たいしたこと言えないのですが、本当に嬉しいです。短い話の中からたくさん読み取っていただいて、ありがとうございます。 本文はいいからこの感想読んで! という気持ちです。本当にありがとうございました。
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