Factory.KC

甘えん坊な彼の意外な過去とルーツにふれる作品
オーヴァードライブ・リヴァーブ共に以前Pixivの方で拝見しており、今回で二度目の読了になります。セルスクエアの元気っ子・芳之君の過去とルーツが分かるストーリー。屈託ない笑顔の裏で本当は誰よりも孤独を嫌い、寂しがり、愛を求めている芳之君の健気さに心を打たれます。サキさんのスパダリぶりはオーヴァードライブに引き続き健在ですが、芳之君の体調の変化に気づけなかったり、疑問という形でデリケートな部分に突然踏み込んだりと、「やっちまったな、俺(溜息」と行動を省みるシーンがちらほら。社長で非の打ち所もなくてなんでもそつなくこなせる文字通り「スパダリ」なイメージが強いだけに、狼狽えたり青臭くなったり(まぁあんまり顔に出ないのがサキさんだよね)、人間らしい部分がようやく見られたなと読者にとっては美味しい感じだったな、と(サキさんファンの方すみません)えっちなシーンはすごく綺麗というか、サキさんと身体を重ねることで満ちていく芳之君がほんとうにいじらしくて、 瞬きするのも惜しいくらいに読み耽ってしまいました。シリアスなストーリーにすごくマッチしていて素晴らしかったです。たきかわさんの作品はご本人が「ヴィジュ魂ストーリー!」って仰るくらい音楽に焦点を当てた物語が多いのですが、バンドメンバー自身に丁寧に触れていく、今回のような作品も魅力的だなと感じました。素敵なお話をありがとうございました!
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pixivに続いて、こちらでもありがとうございます🙏🏻✨ このシリーズだと、音楽面より極端に二人の関係にスポットが当たる形なので(恐らく、サキさんが芳之しか見えてないのでは)、Storm in the Nightfallシリーズとは対極にありますね。 ここまで読み込んで下さって感謝です! 重ね重ね、ありがとうございます!
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