麻子 樹

ルリタマアザミさん、はじめまして。 真夏の通り雨を読ませていただき、感想をお伝えしようとメンションを送らせて頂きました。 冒頭の「どうしようもなくなった時、思い出すのは決まって先輩の事だった」という書き出しから、私と先輩の思い出を深堀していく流れは続きを読みたいと読者を引き付けるもので、「お! まさにこれぞ小説!」と思いました。 その後の私と先輩が部室で過ごした日々の記憶は、確定した何かが明文化されているわけではないですが、”私”の気持ちがしっかり滲み出ていて、いじらしい”私”を応援したくなりました。 読後はほろ苦いビターチョコのケーキを食べたような満腹感に浸れました。 ただ、一点だけ残念だなーと思ったところがあります。 これ、夏の思い出成分少ないですよね? という点です。 終盤でアイスなど夏の季語が出てきますが、肝心の思い出の部分では言及さていませんので、少し取って付けた感があったのだと思うのです。 ただ、「夏の思い出」をテーマとした妄想コンテストという色眼鏡を取り除けば読み応えのある、素晴らしい作品だと思いました。 これからも執筆がんばってください。
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 コメントありがとうございます!  感想を頂くことは滅多にないので、とても嬉しいです。  ご指摘のあった「夏の思い出」成分が少ないという点なのですが、個人的には「先輩の夢=新しい夏の思い出」というコンセプトにしており、何といいますか、過去の思い出を語るのではなく、新しく不思議な思い出ができたという方向で「ひと夏の思い出」というテーマに沿いました。  確かに夏らしさまだ足りないので、締切までに加筆修正したいと思います。  貴重なアドバイスありがとうございます!

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