如月 康志

例えるなら、セラミックホワイト(471ページまで拝読しました。)
ただいま、471ページ目まで拝読させて頂 きました。 風景や背景の作り込み、そして、人々の生き生きとした『生き方』の息吹が聞こえてきそうなくらいリアルに感じられます。 今回の風景や背景は、私の中では油絵で使用するセラミックホワイトのように思えました。 パノプティコンをはじめとした建物はもちろん、あの『橋』も、色で例えるなら、私にはセラミックホワイトのように思えます。 とてもきれいな発色のそのホワイトには、劣化を防ぐために、あえてセラミックを入れて白くあり続けています。 その下地に描かれたデッサンや他の色彩を覆い隠して、『あえて』白くあり続けている。 (あくまでも一読者の途中感想です。) でも、そこが良いんですよね。 真実、というか、核心はどのようなものなのでしょうか。 夜空に浮かぶ月は、手を伸ばせば届きそうですが、決して届くことはない。 また、洗面器に映った月も掬えば手に取れそうですが、それは実物を写しただけのものだから、手に届くことはない。当たり前なのですが、どちらも手に届くことはないのに、どちらも本物の姿であることには変わりがないのですよね。 微妙な違和感は、錯綜する感覚と共に、そのどれもが『真実だ』と訴えてきます。 きっと、謎は、まだまだ隠されている。 登場人物たちだって、まだまだいろんな引き出しを持っている。 そして、アディとドッグたちをはじめとした人物たちの生き生きとした姿が私は大好きです。 これからも楽しみに、セラミックホワイトに隠された色とりどりのゆらめきを、これからも楽しみに拝読させていただきます🎵
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こんばんは^^ 再読していただきペコメもたくさんいただいて嬉しい限りなところへ、すばらしくステキなレビューまでいただいて、本当にありがとうございます! 正直、物語展開が少々手に余る、というのが本作の現状だったりしますが(行き当たりばったりな自分のせいですが💦)、楽しんでくださっている如月さんのような方が一人でもいらっしゃるだけで、フツフツと力が湧いてきます。 なるほど、セラミックホワイトですか。それをおうかがいしてとても新鮮な気持ちになりました。 私自身は書いていて何色をも感じたことがなく、そのくせ本文中には色の表現がわりとよく登場するという自己矛盾があるからです。 にもかかわらず、如月
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こちらこそ、ステキな作品を拝読させていただきまして、本当にありがとうございますm(_ _)m これからも楽しみにしております🎵
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