昼月

ネタバレではないけれど、それっぽい呟き注意。 小説に登場するユキには、シンの死を看取るまでは死なないという設定があったりして。 ユキは、シンに寂しい思いをさせないために、彼より先には絶対に死なないと誓っている。 シンの死を看取ったら、もう生きている意味がないので、後を追うつもりでいたりする。 けれどそれは、きっとミオが阻止してくれるだろうし、ユキの思考を把握しているシンが、 『俺が死ぬことがあればその時は、君がミオを守っていかなければならないよ』 といった形の遺言を残すような手を打つと思うので、ユキの献身の生は続くと思う。 愛する人を失った後のユキは恐らく、シンの代わりにミオを守り抜く覚悟で生きてゆくのだろうな。 美しくも苦しく、だけれど愛おしい、シンとの思い出を胸に抱きながら…。 そんな気がする。 ――――ということを、 宇多田ヒカルさんの『桜流し』を聴きながら、思いましたとさ。
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