二瀬幸三郎

丁寧に紡がれた不思議な世界
二瀬幸三郎です。 拝読いたしました。 拙きながら、感想などを書かせていただきます。 動物の姿を持つ[魔族(?)]が暮らす居城……主にして天候を司る巨躯なるウサギ、[魔王]ヴェローグマール…… そのウサギを[邪悪な魔王]として倒すべく、魔槍を振るい戦いを挑む女戦士[閃迅の]リーザ…… 最悪の出逢いとなった両者と、それを取り巻く様々な個性の使用人達による物語を、丁寧かつ、何処か不思議さを感じさせる文章で紡ぎ出しております。 時に見られる、カギ括弧を敢えて用いない台詞を挟む所などは、まるで詩のような印象を受けました。 更には、一見、[ほのぼの]とした中に見え隠れするシビアな世界観…… 示唆される[他の魔王]の存在…… 何故、マールは人の世では[邪悪な]存在として認識されているのか…… リーザの[失われた]故郷とは…… そして、この物語と舞台となる[世界の全容]は…… 少しずつ、ゆっくりと描かれつつある世界観や人物像…… 今時のファンタジーに見られる[派手さ]は見られませんが、故に、人物の物語に重きを置く[地に足の着いた]物語が展開されていく予感がいたします。 個人的には、一見穏やかな中に緊張感が漂う[朝の茶の嗜む]場面が好きです。 第2章において、ついに対決する両者…… この物語はまだ始まったばかり…… マールとリーザの二人の関係も含め、この先が楽しみです。 続きを期待しております♪
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レビューいただきどうもありがとうございます! 何処か不思議…そうなのか!と目から鱗です。何処か不思議だったのか!みたいな。作者と読者の乖離を感じるところです。 会話文が何行も続くのが嫌なので、あえて鉤括弧を外す書き方は、な~んとなく自分が気に入って使っている手法です。 テンポが良くなるといいますか。 萱篠は正直そこまで考えて書いてないよ~っていうところをいっぱいいっぱい感じ取ってくださって、恐縮です。 いろいろ楽しみにしてくださっているところを汲んで、説得力ある物語にしていきたいなと志を新たにしました☆ 頑張りますので長い目で見守っていただけると嬉しいです。 重ねになりますが、レビューいただき
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