LUCE

苦しいと言わずに、苦しさを表す。
相変わらず、面白いのと悲しいのがいっぺんにやってくる感じで、笑ったり泣いたり忙しかったですが、今回は格別でしたね。ジェットコースター、というよりまさに激流のようでした。楽しかった、とは言いづらいですが、心に残るお話でした。 やっぱりネタバレしたくないので、続きはコメントに入れます。すみません。ちょっと真面目に書きすぎたかも(>.<)
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「水嶋さん」もそうでしたが、咲也さんが自分の心情を語ることはなく、読者は、語り手であり観察者でもある朝陽くん(兼深雪さん)と一緒にさまざまなことに気づいていく、という仮体験をする。それが、「苦しい、つらい」というようなわかりやすい言葉で説明されるよりも、ずっと心に刺さるのだと思いました。なんかうまく言えないですが。 咲夜さんは死にたいのではなく、死ななければならない、あるいは死んだら苦しみから解放されると思っている。そして、朝陽くん兼深雪さんなら、咲也さんを解放することができるかもしれない、という希望の光が、お話の最後にありますよね。 どうか、いつか咲也さんが穏やかな日々を過ごせるようになりま
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「深雪は生きているのか、それとも死んでいるのか」咲也の悩み……混乱と言った方がいいかな……ただその一点に尽きるのでしょう。 悲しみに暮れる若い女性の告別式では誰も面と向かっては咲也を責めたりする人はいなかったと思います。しかし針のムシロだった事は容易に想像出来ます。 しかし、確かに火葬は済んだはずなのに鼓動する深雪さんがそこにいる。 どう捉えていいかわからないのです。 だから、「深雪」に一言声を掛けただけで良かったんです。だから冒頭部分、川への飛び込みは本気の本気なんです。 そこで終わりにしたかった。 実は、朝陽が走って逃げた後、咲也との会話で、胸を触る一説を入れようかどうか迷いました。
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