丁寧に綴られる、恋物語、そしてその先。
豪奢な幕開けから始まる本作は、主人公の楓と、楓の思い出の神社に住まう青年、信の物語。 言葉の使い方が丁寧で、目の前にどのようなキャラクターが居るのか、どのように喋り動いているのかが、ありありと浮かぶようです。 物語は一人称視点で進みます。芯の強い楓が信との出会い、そして信との過去を受け止めて、未来へ向かって進みます。 和風あやかしの類も多数登場し、一風変わった伝奇もの。異種族恋愛をベースにしたラブロマンス・ファンタジーというべきでしょうか。とても着実で、堅実な展開の、読んでいて安心できる物語です。 「自分の居場所」を見つけるために全てを手放した楓がついに「自分の居場所」を見つけ、そして……まだまだこれからというところ。楓と信が居を構えることとなった「みなも荘」にて、果たしてどんな展開が待っているのかドキドキしてしまいます。 あれこれ考えるときりがないので、これから紡がれる物語を楽しみに待とうと思います。 この度はレビューをさせて頂く機会頂戴しましてありがとうございました!
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素敵なレビューをありがとうございます!世界観をわかりやすく丁寧に説明していただき感謝です。ありがとうございます。

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