【コメント】安心しかけたら…

警部補・越前屋政之進時貞/階段事件

安心しかけたら…

「これで解決か」と思った後からの展開に驚きました。この作品を読んだのは朝なのですが、一気に目が覚めてしまいました。最初に犯人がわかっているという設定は、コロンボや古畑任三郎にもみられますが、犯人が被害者の側面と加害者の側面を持っているというのは珍しいのではないでしょうか。越前屋政之進時貞と犯人とのやりとりも面白く、どんどん読み進めることができました。私はミステリーを読むことが好きですが、書いたことはないので、こういう発想があるのか、と非常に勉強になりました。素敵な作品をありがとうございました。

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