篠崎春菜

自然と繋がりを意識する作品
 電話ボックスというアイテムは、なんだかノスタルジックな感じがしますね。この小説は、そういう雰囲気のある小説でした。  それぞれのエピソードにその人の背景が色濃く出ていて興味惹かれます。電話ボックスの中で交わされる臨場感のあるやり取り。不思議な空間を描いているにも関わらず、登場人物達の感情の動きがすんなりと入ってくるようで、リアリティがあります。  参加作品を募集した時にいただいた作者様からのPRには「感情の置き所が分からなくなる新感覚ミステリー。読み進めると、あらゆる全てが繋がっていきます。」とありました。  言葉の通り、一つひとつは関係がないようないくつかのエピソードを特に意識せず読んでいても、ふと何か繋がっているのが感じられます。繋がりを感じるごとに、続きが気になり、ついページが進んでしまうような作品でした。  この度は、企画「あなたの小説の感想を書きます」にご参加いただきありがとうございます(o _ _)o  続きも楽しみにしています。
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ありがとうございます😊 とても励みになります^_^
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