景那

物語の紡ぎ方を、ふと。 忘れてしまう時があるのです。 日常の欠片を拾い集めて作り出すことができていたはずの物語の世界が、急にパタリと音を立てて、扉を閉ざしてしまったような。 重い、鍵がかけられてしまった。 この鍵じゃ開けられ、ない。 これも違う。それも。違う、違う…。 私は鍵を、どこに落としてしまったのだろうか。
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