天川夏織

こんなに短いのに余韻が素晴らしい!
いつの時代も父親にとって、娘の彼氏は気になる存在ですよね。その父親の気持ちにスポットを当てた作品は数多いですが、この作品はとても内容が濃かったと思います。ウキウキしてかつどっしり構えている母親に対して、父親のうろたえぶりがなんだか可愛いですが、後半ある気づきによってガラッと印象が変わる描き方がとても上手いと思いました。これだけ短い中に、必要な描写をきちんと入れ、心の動きを明確に表現した見事な作品だと感じました。娘自体が直接的に出てこない書き方はこの作品においてはとても効果的だったと思います。美しい余韻が残る短編でした。
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こんにちは(=^ェ^=)けいたんです。 このたびはレビューを書いてくださり本当にありがとうございました。 1800文字しかない中、これほどまでに深く、物語を感じていただけける読者様に出会えましたことが、とてもうれしかったです。 これからも、この喜びを励みに頑張れると思います。 ありがとうございました。
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