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魚住 柚
2020/10/17 16:46
カタルシスがどこに来るのか気になる展開
とあるきっかけでPen Friendを読んでから、えふえふさんの作品を拝読してきて、気付いたことがあります。 人のすれ違いを描くのがうまい。です。 すれ違うものは気持ちや見方、はたまた物理的なものまでたくさんありますが、今作では気持ち、それも微妙な意識(部活に対するもの)のズレで、そのズレの生む気持ち悪さが絶妙な現実感を持って迫ってきます。 読みながら、意識のズレによる会話の応酬で顔を顰めてしまうシーンがいくつもありました。 ここまでブラックなことはありませんでしたが、私の所属していた部活も土日の休み無し、しかも進学校だったので宿題予習復習は多く大変だった記憶があります。 そして「辞めたい」と思いながら、結局最後までいてしまった。 そんな多くの人が持っていそうな、思い出すとまだ痛みの生じる心の生傷を、的確に突いてくる作品です。 だからこそ、物語のカタルシスがどこにどう来るのか期待します。 復縁の先にあるのか、部活とのけじめの先にあるのか。果たしてその両方が重なる部分で生まれるのか。 北川くんの決断と行動が楽しみです。
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えふえふ
2020/10/19 23:34
まずレビューを拝読して思ったのが、 Pen Friend 懐かしいなぁって思いました(笑)あれが落選したときは悔しかったなぁ・・・。あれからもう2年以上も経つんですね。魚住さんとのお付き合いも長くなったものです。 ブラック部活の問題は我々が中高生だった頃から存在していて、時代が変化したことでより顕在化したのだろうなと思います。まだ完結前なので詳しい答えは語れませんが、いい読後感を持って貰えるよう努力する所存です。 温かいレビューありがとうございます!
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