まさにファム・ファタール
冬十郎は姫に出会うことによって、運命の女を手に入れたと同時に破滅させる魔性の女の虜になったのだろう。 そして姫は次々と変わる『親』ではなく、安息の場所を与えてくれる冬十郎のきれいで優しい世界の住人になりたかったのだろうか。 惹かれ合いながらもその裏には「独占欲」や「嫉妬心」「支配欲」が見え隠れし、手放しに結ばれてよかったという話にはならない――。 歪んだ愛だ。 冬十郎が用意する温かく柔らかな檻に閉じ込められ、姫は不自由だけれど、もう誰にもさらわれない自由を手に入れるのだろう。 それは幸せなことなのか、それともかわいそうな子と思うのは、当人か読み手次第なのかもしれない。 とにかくとても面白かったです! 毎日楽しみにしていました。 本当に心に残る素晴らし作品に出会えたことに感謝しつつ、新作セレクション特集おめでとうございます!
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感想ありがとうございます。 なゆき六花さんには、書きたいことが伝わったんだー……と震えるくらいに嬉しいです。 ものすごいエネルギーいただきました。 次は……180度テイストの違うお話になると思いますが、BLが苦手でなければまた読んでもらえると嬉しいです。 本当にありがとうございます。
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ちょっと熱量の高い感想で戸惑わせてしまって、申し訳ないです。 そして勝手ながら、自分のエッセイの方でも紹介させていただきました。 こちらはかなり砕けた感想になっていると思います。 次回作、楽しみにしております(^-^)v

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