高橋多探

作者の堪えようがたい心の叫びが聞こえた
これはフィクションである。 わざわざ書くまでもない。 しかしフィクションであるからこそ書ける真実がある。 与えるものと与えられるもの。 それは紙一重である。 いつでも逆転しえる。 だからこそこの世界にはお互い様という言葉があるのだろう。 私はこの作品を読んで、自分では「与えて」いるつもりでも、だれかの大切なもの「奪って」いないかと考えた。 世界はみんなが思ってるほどより優しい。 だから生きて欲しい。
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