ハッピーエンド、だと思いたいです
紹介サイトの職員さんは催眠術でお客さんに恋人ができたと錯覚させていると言っていましたが、弟さんはすぐに退会したと話していましたし、彼は自分の意志で奈々子さんを愛したと解釈しているのですが、確かな情報が何もないので、正直なところ判断に迷っています。 実際どのタイミングで催眠術がかけられるのかはわかりませんし、弟さんが奈々子さんと出会ったことも全て虚構なのではと疑うこともできますが、彼の言葉を信じたいというのが正直なところですね。 奈々子さんは弟さん以外には見えていないようですし、存在しない人間と言われた方が納得はできますが、それではあまりに救いがありませんし。 「人は自分の信じたいものを信じるものだ」という言葉を聞いたことがありますが、お兄さんも弟さんも幸せになれる結末であってくれたらいいなと思わずにはいられない、そんな物語でした。
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感想、ありがとうございます。 実は、ミステリー小説は、それほどたくさん読んでいません。 推理もののテレビドラマも、そんなに見てません。 ですから、ミステリーというジャンルで書くこと自体、無謀かもしれません。 ただ、SFはたくさん読んでいるので、そちらからアプローチできるのではないか、と考えて書いたのが本作です。 この小説での視点は、先野であり、三条であることから、二人が見聞きした情報しか書けないので、それが真実なのかどうか、と問われると、たしかにどちらも信じられない…。ううむ、そういう発想はなかったです。 本格推理ものが得意な佳景さんには、どこかすっきりしないところがあるのかもしれませ
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