ひろり

これは続編期待するしかないような…
BL小説を最後までガッツリ読んだのは実は初めて。BLに限らず、途中で読まなくなるのはストーリー展開に付いて行けず、登場人物の誰にも入り込めずに途中で投げ出すという感じか。 この作品は最初から違った印象で、これBLかというほど、孤独な青年が独り社会に放り出され苦悩しながら、有能な上司と出会い、社会に馴染んでいく様が、まるで一般小説(企業小説とか青春小説?)のように描かれる。 そして、前作の「御伽噺のその先へ」でも感じたが、人物の心理描写が丁寧で無理がなく、恋に落ちる過程が自然に描かれている。気がつくと、主人公2人のどちらの心情にも入り込んで、心を持っていかれる。 2人を完全に引き離し(丸々二章分!)、その間は完全に独りにさせ、青年の成長と切なく募る恋心を存分に味わわせてくれる。 相変わらず、どのシーンの情景描写も鮮やかで美しい。 普通に感動的な恋愛小説としての完成度が高く、BL苦手な人も読めるのではないだろうか。 後書き読んで、本格的なBL小説書いたのは初めてとあって、ただただ驚愕。 もの凄い才能を目の前にしているような気がする。
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こんなに褒めて頂いて、泣きそうです。 プリントアウトして来年の手帳に貼りたい…… 挫けそうになった時、読み返します。 最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました! 二人を完全に引き離した二章分、「この部分要るかな、省略して先に進めた方が良いのかな」と葛藤していたので、そう言って貰えてほんっとうに嬉しいです。 心理描写や情景描写を褒めて頂けて、そして、「BL苦手な人でも読めるのではないだろうか」の一文、感激です! 官能シーンなしでも成立するような物語にしたかったので、恋愛小説として完成度が高いとのお言葉、とても光栄です! ラストまでお付き合いくださって、ありがとうございました!
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実は二人を完全に引き離した二章分、これ一番驚いたし感心しました。勇気あるなあと笑 読んでいるほうとしてもまだ離したままなのと、ハラハラしたり笑、間延びすることなく、英国編がしっかりしたストーリーになってたから読んでる側の思いも募って最終章のクライマックスへと繋がったんですね。本当にスゴいです。 これで終わらせるには惜しいキャラクターがたくさんだし、マジでシリーズ期待してます。 素敵な物語、ありがとうございました。
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