近未来海洋SFショートショート
自然の猛威に打ちのめされた世界。十年後を生きる人間と、彼らの「潜行《ダイブ》」という能力により繋がる海洋生物の、生命に関する重要な接点を描いた物語。 我々生物が住むこの地は「母なる大地」などと呼ばれる事がありますが、地球に意思があり生命の意義を抱いているとすれば、やはりそれは母たる「女性」がそれを胸に秘め慈しんでいるのだな、と。この物語は、その神秘を読み手の中に送り流してくれるような作品と言えると思います。 壮大で神秘的なテーマを、魅力的な登場人物達で描いたショートショート。素敵なお話でした。
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海に意思があったら、どうなるでしょう? どうやら私は、それがすごく気になっているようです。 床田さんの、深く考察された、鋭い感想に唸りました。 この話も、私がかつて見た夢を下敷きにしています。 (大津波のあと、生き残って高層ビルの屋上に行ったら、シロナガスクジラがこちらを睨みつけてきたシーン) 今回、SFにするに当たって、海=女性(母性)としたら、男は? ということを考え、こういう展開になったのです。 とこさんのコメントで、私も考え直すところがありました。 ありがとうございます。🙇‍♂️
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