千堂

後半への期待が高まる
歴史資料から題材を得た時代小説とは違う架空の設定を持つファンタジーテイストの時代物。  全編から漂う、儚く美しい叙情的な感性。これは作者の丁寧かつ精緻な筆力故か。  時代物要素、幻想的要素、暴力描写、人々の絆、愛。混然としていながら全くバランスを欠くことなく大きな一つの物語を構成していく。  道半ばで、レビューを書くことはやや躊躇われたが文筆家の端くれとして、「丁寧」に「真摯」に原稿に向かうことの重要性を改めて教わった。  後半も、期待を持って読み進めて行きたい。
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沢山の勿体ないお言葉を頂き、本当にありがとうございます。密かに尊敬し申し上げている作家さまに読んで頂くだけでも畏れ多いところ、このようなレビューを頂き、嬉しさと緊張の洪水で窒息しかけております…… 御作は何度読んでも、涙と笑顔を下さる名作です。頂いたお言葉を糧として、励みたいと思います。
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