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未来世界でも変わらない青春群像
全体のストーリーが素晴らしかった。一種の青春群像なのだけど、妙な小細工がなく、ストレートな若者の衝動を素直に描いた好感の持てる作品でした。 また世界観を構築するサイバー空間の在り方に想像力と創造力を感じ、こういうところに現代っ子たる所以も感じました。 細かい指摘をすればまだまだ粗削りで、これを下地に更に仕上げて欲しい気もしますが、それはこれから幾らでも改善できるものだと思う。 特に好印象だったのは、最後の章をミーアの回想としたところ。ミーアの一人称に入れ替わった新鮮さがいい。また最後の大団円とまでいかない淡い感じの結末が私好みです。

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