森本

オバケが見えるということ
若菜を抱きしめて、「あなたはおかしくないし、間違ってもいない。ただ他の人よりほんの少し敏感なだけです」と言いたい気持ちになりました。 「あーちゃんがあなたに向けた感情は、やきもちというのですよ」とも……。 語り口は童話みたいに優しいのですが、とてもデリケートな問題を扱った物語だと思います。 自分に向けられた感情をまだうまく言語化できない若菜の悲しみ、もどかしさ、苦しみ、周りからの排除……身に覚えがある人も多いでしょう。わたしは身につまされました。 あーちゃんと若菜の関係は立ち消えになってしまいましたが、何年か経ったら今度はお互いの気持ちを言葉で表し、理解しあってほしいです。 駒田さん、含蓄に富む物語を書いていただき、ありがとうございました。
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森本さん 素敵なレビューをありがとうございます! このヒロインに対して「あなたはおかしくない、間違ってない」とまず言ってくださる森本さんは、心の底から優しくて、他者に対して前向きで温かな見方ができる方なのだろうなと感動しました…。本当に素敵です。 おっしゃる通り、 オバケの根本的な設定は他者からは見えない(他者に対して隠したい)感情、というものでしたし、 若菜の基本設定も、『どんなに優しい言葉をかけても面白い事しても同調せず、無表情のまま、相手の真実を見極めようとするかのような真剣な瞳で見返してくる子ども』の姿です。 『童話みたい』と言われて最初ピンと来なかったのですが、現実的な他の存在
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駒田さん こんにちは(^ー^)。 過分なお褒めの言葉をいただき、恐縮していますm(__)m。 繊細なテーマを扱ったこの作品に少しでも関わりたい……という思いから感想を送らせていただきました。 若菜は、他人の心の痛みが分かる素敵な大人になってくれると思います。深く傷つけられた子どもは無神経な大人になりません。 お忙しいでしょうに、わざわざコメントを下さってありがとうございます。 今日も明日も、駒田さんに良いことがたくさんありますように。   森本
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