YUKE

姫と呪われた騎士の絆に、巨大トカゲというスパイスが効いている。
まずこの作品は「読み手を引き込ませる」のが上手い。 早速2ページ目にて、姫が愛でているものに読者がツッコミを禁じ得ませんw そんな愉快なノリで読み進めてゆくと、登場人物達の深い関係性を知る事が出来ます。 騎士エリオットの視点から、 お転婆なリリーシア姫と、ちゃっかりしているデュラン兄王子、 トカゲのスパークルを見守るのが楽しく、微笑ましいです。 特にリリーシア姫は裏表のない明るい性格なので、好感が持てます。 しかし物語は愉快なだけではない様です。妖精。呪い。 エリオットの体に巣食う謎の影。 そんなキーワードが潜んでいるのです。 エリオットは王族の護衛として城内に自室を持っているのですが、 その部屋は一人用。腕利きながらも呪われた身として、 同じ役職の者達から畏れられている。重厚な鎧に包まれたその内側には、 気にしていないそぶりの孤独がある様に思えました。 リリーシア姫は、そんなエリオットにとって太陽の様に温かい存在。 エリオットは何だかんだで苦労人ですが、まんざらでもないのでしょう。 姫に対する忠誠心は、単なる家臣としてではなく、絆によるものと感じられました。 ところで、 作者様はもしかしてもしかすると、トカゲを飼っているのでしょうか? トカゲに関する描写に凄まじい愛を感じます。 実物を近くで見ていないと思い浮かばない言葉の数々に思います。 もし飼っていないのだとしたら、姫の目線として完璧な演出! 現在、全18ページ。 スパークルは今のところ大人しくて可愛いマスコット的存在。 背中に乗れる、壁を歩ける。姫様めっちゃ楽しそうw スパークルは窮地のエリオットの元に運んでくれる頼もしい渡し舟に、 姫が望んでいる『足』になってくれるのでしょうか?! 頼みますよスパークル! さて、そんな彼らの元に他国の王子ラシャードがやってくるというところです。ラシャードが齎すのは朗報か、それとも不穏の影か。 更新を楽しみに待ちましょう!
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こんなに事細かに感想を頂き、感動しております! 3人の関係性が言われた通りで、主従関係以上の深い絆がある事を書いてました! リリーシアとデュランは勿論ですが、エリオットも職に縛られつつもそれ以上の絆を持っています! それらを読み取って頂き、ゆけ。さんの読解力の素晴らしさに感動してます! トカゲにつきまして、餌事情で飼うのは断念しております(虫苦手💦) ですが、大好きで恋焦がれております。 なので、そちらもゆけ。さんの言われた通り、リリーシアに私のトカゲ愛を語って頂きました。 これからについても書き留めて下さりありがとうございます! 亀更新ですが、これからもお付き合い頂かたらと思います! 感
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