kamiyama

とても怖い話でした
とても怖い話でした。 冒頭、親方の「自分の中にある神仏を探せ」ってセリフを読んだ時、ああ、主人公もこういう抽象的なこと言われると困るよなあ(こういう指示出されるとキツイんだよなあ)…と感じましたが、8、9ページの所まできて、「えっ!!そういうこと」と驚きました。 仏も鬼も、結局自分の中にいて、人間が一番優しくて怖い生き物なのかなあって感じ、ここの部分で、一気にこのお話が怖くなりました。 周りも自分も、仏になったり鬼になったりしてるんだろうな。
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感想ありがとうございます. 鋭い考察,恐れ入ります. 子供の頃にものの本で読んだ「人は、自分の自尊心が激しく傷つくような体験をすると、無意識に自分が傷つかないように記憶や認識をねじ曲げる」という件を時々思い出します. 自分の中の醜さ・恐ろしさと向き合うことで初めて,美しさというものを理解できるのでは,と提示してみたつもりです. 本編の中には,さりげなく,物語全体の解釈によってどちらとも取れるような描写も織り込んでみました.楽しんで頂けたのなら幸いです.

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