御道路

10年近く昔、当時高校生だった私の青春の一つ
まだまだガラケーが主流だった時代。高校進学と共に私も携帯デビューをした。まだネット知識が疎かった私の携帯には当然フィルタリングサービスがかかっており、当時サービス開始したばかりのTwitterやpixivにアクセスすることは不可能だった。そんなフィルタリングの隙間を縫ってアクセスができたのがモバゲーと当時連携していたエブリスタだ。エブリスタでは昨今の異世界転生はまだまだマイナーに近く、どちらかと言うとハルヒやけいおんに影響された学園モノ、リアル鬼ごっこ等のデスゲームモノが主流だった。そんな中でこの作品と出会った高校生の私は歴史修正という知識がなければ成立しない作品をこうも軽やかにコミカルにかけるものかと衝撃を受けたのを覚えている。歴史的な知識が多く盛り込まれいるのに文は重くなく無知な私でも楽しめ、本当に更新が楽しみだった。10年近く立ち、エブリスタから更新のメールが届いたのに驚き、それこそ10年ぶりにアクセスした。正直な話、改訂前の話の細部はおぼろげにしか覚えていない。ただ、私の青春の一つであったこの作品をまた楽しめるのかと思うと嬉しく思う。
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レビューありがとうございます。 「おうっ、まいど。久しぶりやないか御道路。どないしてんっ、えらい大人になってもて。ほへー、あの高校生やったお前が今は仕事してんか、えらいなー。ええ子ええ子したるわ、ちょっとこっちきぃや」 リニューアル前のヤハウェは、こんな感じでしたね。自分で書いておきながら、懐かしく思います。 10年前、私はちょうど今の御道路様の年齢くらいでした。仰る通り、ケータイ小説が今が旬と盛り上がる中、「私はそういう流行には流されまい」と無意味にも抗って書いていたものが、この『ソロモンの指輪』でした。 抗ってみたものの、ケータイ小説という性質上、読みやすさを追求するとどうしても表現は軽く

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