ポラード

ある神父の独り言
今日も俺は教会に訪れた人達に聖書を読み上げる。 棒読みだけどな。 俺の本来の仕事は、魔物退治だ。 神父は世を忍ぶ仮の姿でしかない。 だからと言って、神父の仕事を蔑ろにはできない。教団の目が光っているからな。 魔物退治はしっかりとやるから、この神父の仕事は無しにしてくれないか。 そんな事を口に出してしまったら、教団に抹殺されてしまうから、大っぴらには言えないが。 最も、今の生活に満足をしている訳ではない。退屈な神父の仕事なんてやりたくないし、命懸の魔物退治も御免蒙りたい。 出来れば、一日中、何もせずに、ゴロゴロして、好き勝手に過ごしたい。 そんな独り言を呟いていたら、教会に熱心に通う、若い美しい女性が気になりだしてしまった。 全てが一気に変わり出してしまう物語の始まりと知らずに……。 こんな感じで如何でしょうか。 イラストのイメージとは違うSSとなってしまいましたが、ST.Evilnight Sagaの番外編と言うことでお納め頂けると嬉しい限りです。 少し速いクリスマスプレゼント、ありがとうございます。
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