【コメント】激しく切ない愛の話。

指先にメロウ

激しく切ない愛の話。

題名についている「メロウ」のイメージから穏やかでソフトな感じの話なのかと思いましたが、とてもとても激しい愛の話でした。でも、そんな翻弄されるほどの激しい流れの中でも、主人公の佑一朗の想いは一途で芯を持っていて、それがある意味動的な話の中に静を生み出していて、私の思ったメロウにピッタリのイメージでした。楡さんの作品は、ページを捲る度に「次にどんな展開が待っているのだろう？」と引き込まれて、まるで楽しい迷路を歩いている気にさせられ引き込まれます。丁寧に書き込まれて、練られたお話。今度は一気に初めから読んで、連載中では汲み取れない作品全体像を楽しもうと思います。また、この二人の幸せな姿をいつか書いて下さい。

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