みやこわすれ

時代の変化とは 空恐ろしい。
「事故物件」は、いまやエンターティンメントの一つに数えられると言っても過言ではありません。皮肉にも本作のややサイコパス気味の不動産屋が語るとおり。以前なら絶対に住もうとか訪れようとか思わないはずの物件に、興味本位からなのか、激安だからなのか、実際に買う買わないはともかく、興味を持ち悪説してくる人が少なからずいると聞いて、驚いていました。売れない(失礼)芸人さんが、捨て身で飛び込んだ企画が大当たり。今や彼は、語るコメント、風貌まで、大物の雰囲気を醸し出す異色の芸人さんとしてネットやテレビでその名を知らない人はいないほど活躍しています。著作もベストセラーになり、映画化までされました。もはや、時代の寵児ですね。イギリスでは、元々幽霊屋敷 (事故物件とは一線を画すかもしれませんが)は、人気が高く、家賃も高額にもかかわらず、住みたいと願う人たちでいっぱいなのだとか。単なる好奇心の延長としての怖いもの見たさなのか、それとも、人間が生得的に持っている、未知の者への憧れなのかはわかりませんが、こういう物件に住みたいと願う人の心の方がずっと怖くて不可思議で謎に満ちていますよね。ラストに行くにしたがって、え?この不動産屋 生きている人???ま、まさか人殺しなんかしてないよね。なんてぞくぞくしながら読めない展開を楽しんでしまいました。エブリスタは、レベル高いですね。来年も大いに楽しませてくださいね。ではでは、今宵は、久しぶりにワインなどを嗜んでおりました。酒見様も、良いお年を。
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毎度ご丁寧かつ深いコメントを頂きまして、本当に有難うございます。実際、事故物件というものの扱いは、ここ数年急速に変わっているように思えますね。仰るように、事故物件に住むことを芸にしている芸人さんも、主にはYouTube等のサイト系のコンテンツで頻繁に見かけるようになったなあと思っていたら、あっという間に映画まで出来てしまって、すっかり大物芸人さんという感じですね(^^)。単に小生が怪談好きで、そういうチャンネルばかり見ているから、というだけでもなさそうで、もうメジャーな領域に居場所を確立されているように見えます。そういう風潮を意識して、こんな話を書いてみたのですが、今後こういうものがどういうふ

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