世界観で滲む切なさと、越えた先の希望と愛
やられた。 設定、世界観、現実を超越させたSFは、読み手の思考をよりセンチメンタルなものに変貌させるのかもしれません。 この作品は、家族愛も淡い恋心も、分断された世界でも微かで確実な神秘力で繋がっていることを描いていました。 これはもう、やられた感。 文章から想像する色彩や空気感も相俟って、きゅっと胸が切なくなる展開に、目が離せなくなりました。 時間の使い方も巧みで、作品のサイズ以上の壮大さも感じた作品です。 素敵な短編小説でした。
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