判断する基準。刺さり方は人それぞれだけど。
人間や作品に触れそれを判断する時、その基準は人それぞれだと思います。所謂「刺さる」という事なのだけれど、それはグサっと貫いたりちょびっと引っ掛かったり、色々なスタンスと考え方でその刺さり方は変わってくる事かと。 この作品は、そういうものをグッとクローズアップして描いていて、とても斬新。読み進める手が止まりませんでした。 私自身、音楽を志す立場として、「音」以外の判断基準もそこに存在するものだという事をこの作品から痛感しましたし、何より一人に「刺さる」事の大切さを学んだような気がします。 こういう部分に迫った小説、なかなか無いと思います。ストーリーも好きです。読んで良かったと素直に思った短編小説。
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床田とこ様 こんばんは。 今本作のことを思い出しながら、今年はこういうがっつりヒューマンドラマな短編をあまり書けなかったなぁと振り返っていました。 音以外の判断基準もある、というのはおそらく小説においても多分同じで、文章だけではなく様々な要素が評価のポイントになるのだろうなと思ったりしています。 8,000字以内という縛りの中でどれだけ表現できたかは分かりませんが、自分の作ったものが誰かに届く、ということの素晴らしさが伝わっていれば幸いと思います。 素敵なレビューを今年最後に頂けてとても嬉しいです。 今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。
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