桜咲吹雪

江蓮「新年あけましておめでとうございまーす!」 猫彦「にゃおぉーん(今年もよろしくなのである)」 犬彦「何故また謎の黒猫がここに…」 江蓮「もう、犬彦さんってば、まずは新年のご挨拶をみなさんにしないと」 犬彦「うちのマンション内はペット不可のはずなのに…どこから忍び込んでくるのだ…」 江蓮「それはですね、ついさっきピンポンが鳴って玄関から外に出たら、そこにこの黒猫の猫彦さんがちょこんとお座りしていたからですよ。    猫彦さんは、南天の枝をくわえていて…あの赤い実がついてるやつです、それでその南天の枝には手紙が括り付けられていたんです。   『謹賀新年、ぜひお正月の素敵な宴に、この猫も加えてやってください。夜には迎えに来ます。三太』って。   うーん、クリスマスを過ぎても気の利いたお願い事叶えてくれるから、サンタクロースってすごいですよね」 犬彦「……」 猫彦「にゃんにゃおーん(南天の枝に文をつけて送るとは、我は誠に風流であろう? さあ、そなたの家のおせち料理を我に食わせるのじゃ、はよはよ!)」 犬彦「江蓮、俺はな…」 江蓮「はい、なんですか?」 犬彦「俺は…面倒なことは考えない! なぜなら正月だからだ!!」 江蓮「ええ…いきなりそんなガチめに宣言されても、犬彦さんはいつだってそういう感じなのでは…」 犬彦「諸君! いつも読んでくれてありがとう、今年もよろしく頼む」 江蓮「ウワ、めんどくさくなった犬彦さんが一気に巻きへ攻めてきたっ、それではみなさま、今年もよろしくお願いします!」 猫彦「にゃっ、にゃお!(はやく我にちゅーるよこせ、はよ!)
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