なぎの みや

無邪気な不条理
世に多数存在するホラージャンルに分類される読み物や作品は、多かれ少なかれ登場人物の誰かがが不幸になるもの。本作もそれは例外ではありません。 ですが私の数少ないホラーの知識では、その不幸が降りかかるには「因果」というものが絡んでくる筈です。その因果の殆どは、登場人物が自らが積んだ「業」、つまり自業自得のものが少なくないと思います。 しかし本作はというと―― 作者様のプレオープン的な場でのコメントの通り、とにかく罪の無い人達が不幸になります。自業自得の人も勿論いますが……。 本作で人々を侵していく者は、人知を超えた不条理。しかも悪意があるかと聞かれたら、必ずしもそうとは言い切れません。主人公達はこの、どう立ち向かえば良いのか? 何をもって終わりにすればよいのか? 安易に勧善懲悪へと読者心理を持っていけないのも、ある意味不条理と言えるかもしれません。 本作は準群像劇として構成されていますね。各パートで切り替わる登場人物達によって情報や状況、各々の心情などが小出しに私たち読者に提供されます。そこには意外な程に重要な小さなキーワードも含まれていますので、これからお読みになる方はご注意を。 もしかしたら一度目の読書の時は、登場人物の感情の移ろいに「?」と思われる箇所があるかもしれません。ですがそれも終盤に近付くにつれ自然なもの、なるべくしてなった事として納得されるでしょう。ネタバレレビューにするつもりはありませんので、情報はこのくらいにしておきます。 さて、ここからは感想を。 まずはページコメントではとことん冷静な書き込みに徹しましたが、これは私本人が極度の怖がり体質であるが故、自分を律する為にあのようなコメントの羅列になってしまいました。まずは作者様にお詫び申し上げたいと思います。 個人的に最も心臓が縮んだのは、タイトルにも書いた不条理さですね。目的がある筈なのに手段や経緯が滅茶苦茶。「こうすればこうなる」が全く通用しない相手というのは恐怖でしかありません。その癖たまに可愛い素振りを見せたり、かと思ったらまた鬼畜の所業に……と、正気ポイントをゴリゴリ削られました。 本来なら作品を賛辞すべきなのですが、本作を無事完走した自分を褒めてあげたい。それくらい何度も読書を断念しそうになる程、静かな戦慄の詰め合わせ作品でした。 ありがとうございました(^-^)
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わあ~(//∇//) みやちゃん、ありがとう~。゚(゚´ω`゚)゚。 怖いのに読んでくれたなんて、ホラー冥利に尽きますよ~(*´ー`*) 最大級の褒めレビューだと受け取らせていただきます! ページコメントも入れつつ読んでくれて、本当にありがとう(*´∀`*)ノ みやちゃんのご指摘の通り、私が『えりぼむ』で心がけたのは、『もしかしたら自分も』という、他人事ではない怖さです。 理由があれば、理由がない読者様は安全地帯から読める。だから、偶然の要素があるといいなと(*´ー`*) みやちゃんがまさに、狙い通りのポイントで怖がってくれたこと、嬉しかったです! でも怖がらせてゴメンね。 そし
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おはよう一花ちゃん(^-^) なるほど、安全地帯を脅かされる錯覚っていうのは、確かにそうだね。誰にでも起こり得る厄災だからこそ、私達読者も他人事と思えない。主人公達に自己投影して臨場感をより味わえちゃう訳だねφ(・ж・*)フムフム... あと、こちらの『運命の歯車~』にもペコメ沢山ありがとう(*'∀'人)♥* あれもかなり長くてごめんね。第一部はもうすぐ完結するよ。 昨日からお仕事なんだけど、外回りから帰ってきたら既に机の上がお仕事の書類だらけで心折れそうだよ( っ゚、。)っ 一花ちゃんもそろそろお仕事初めかな? そっちも感染予防とか大変だとは思うけど、お互い体調には気
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