翻 輪可

様々なトラブルや事件が絶えず続き、その断片をある人に偶然見られた。 怒りと怨みに震えながらも、何とか冷静に対処し必死に笑う私を見てその人は 「君は本当に偉いよ。良くそんな境遇の中、殺人者にならず日常に溶け込めているね。 普通なら殺人なんて何があってもしてはいけないと言うのが当たり前だが、君の場合は別だ。 ココまで突き落とされて尚、殺意を押し留めているなんて俺には出来ない。 本当に、君は強いんだね」 正直泣けてきた。 笑いながら泣いた。 そしてその人はこう言った。 「小説家になる事を諦めてはダメだ、そうでなきゃ君の捌け口はなくなり、本当の殺人鬼なってしまう」 自分でも正直それは思う。 私が、私である為、沢山の話しを好きに産み出そう。 小説が売れなくてもいい、ただ目指す事が自分を保つ方法なら、死ぬまで私は書き続ける。 もう、精神科に逆戻りなんてするつもりはない。
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