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倉田京
倉田京
2021/1/8 16:40
彼は新体操のリボンのようにくるくると調理器具を使いこなした。その流れるような手さばきをただじっと見つめていた。彼の手が私の為に、私を想って動いてくれている、そのことがなぜか無性に嬉しく思えた。
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