世界観とキーアイテム設定の発想
作者様の創造する世界観は、いつも私の想像の何段も上を言っているのですが、今作も舞台となった近未来SFの世界とキーアイテムの設定が実に素晴らしく、始めから作品の中に惹き込まれました。 思春期の淡い初恋のエピソードが、大人になった未来へと繋がっていきますが、その繫りは特別なものであり、主人公はその時まさに起きている「現実」を平行(並行)移動し、その恋心に触れていきます。 文字通り過去と現在に「介入」した時、その平行宇宙の未来では何が起きるのか。終盤からラストシーンでの展開は、絶対に見逃せません。 この小説は、読み始めたら最後まで読まなきゃ損です。読了後、きっと幸せな気分になれるから。 素敵なSF短編でした。 ありがとうございました!
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