入川 枕

【「パレット」完結を迎えて】 こんばんは。 東京は雪になり切れない刺さるような雨が降っております。 皆様、如何お過ごしでしょうか? 1月15日(金)、「パレット」が完結致しました。 先ずは、今作をお手に取って頂いた皆様、見届けて下さり、ありがとうございます。 連載中、たくさんの方からご感想を頂戴致しました。 自分が創り出したモノに時間を割いて下さる方がいる、ナニかを受け取って伝えて下さる方がいる、ちっぽけな人生の歩みの中で出会った事の無かった感情に幾度も恵まれました。 感謝申し上げます。 仕事の都合で少々日が空いてしまいましたが、作品完結の折にと筆を執りました。 初めて設定からオリジナルで書いた作品でございました。 資本主義、人間世界の根底と言っても過言ではない代物です。 「パレット」ではその根底を勝手ながら取っ払い、根っこの無い入り混じった街を作品の舞台に致しました。 根底は早々ひっくり返る事は無いでしょう。 創作で根こそぎ引っこ抜くだけなら誰にも迷惑はかかりません。 もしもの話ほど面白くて不毛なモノは中々にありません。 書き始めた頃に作者の中に溜まっていた色々は書き切る事が出来たので、1つの区切りのとして「パレット」を完結する運びとなりました。 また書きたい路地が出てきたら続編を書こうとも考えてはおりますが、それは少し先の話になりそうです。 そんな機会があれば、またこの街に遊びに来て頂ければと思います。 さて、話は変わりますが、新作を鋭意準備中でございます。 今後の活動についても方向性を定めている最中でございます。 諸々まとまった折には皆様に何かしらの形でお伝え致します。 今後とも作品たちと入川 枕を宜しくお願い致します。 寒さ厳しいこの頃、体調など崩されませぬよう、ご自愛下さいませ。 ではまた。
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