戦闘機に乗る理由は、仕事だからでした
最初の一ページで心を持っていかれます。 そしてラストの一ページで、涙が溢れました。 物語の舞台は、化学兵器で汚染された世界。 若者たちは戦闘機に乗り「仕事」をこなす毎日。 民間軍事会社リベルタに勤務する、時枝も同じです。 時枝は自分の命も敵の命も同じくらい、多分、どうでもいいのでしょう。 だから戦闘機に乗る理由も、敵をせん滅する理由も、 「仕事だから」なのです。 これはそんな時枝が、特別な少女に出会い、空を飛ぶ理由を見つける物語。 主役ではないけれど、リベルタの食堂で働くリジーがいいのです。 たぶん、恰幅も気っぷもよさそうな、皆のおかあさん的な人。 かっこよくて、キリリとまっすぐに背筋を伸ばして生きています。 そして、彼女が毎日、パイロットの若者たちに美味しいご飯を作る理由にもグッときました。 自分をとりまく世界がどんなに汚染されても、 人間の美しさと生きる理由は見つけられる……。 そんな前向きな気持ちになれる一作でした。 もちろん、迷わずおススメです!
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わーん、一花さん、ありがとうございます! そして毎度のことながら、一花さんは見事に作品の肝となる箇所を掴んでくれることに、驚かされ感謝感激です。 時枝は生に全く執着しておりませんが、そこから僅かに変化しつつある彼の心情が伝わっていてすごく嬉しいです。 戦闘物、大好きですがやはり書くとなると話は別で。゚(゚´Д`゚)゚。 己の未熟さを痛感した仕上がりになりましたが、楽しんでいただけて何よりです。 ありがとうございました!
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nilさん(*´ー`*) とても素敵な物語でした。 レビュー、とっても遅くなっちゃってごめんなさい💦 戦闘シーン…私には語れる知識はありませんが、格好よかったです(*^^*) 拙いレビューを喜んでいただき、さらに褒めてくださって嬉しいです(*´▽`*) 誰かの生きる理由になるために、生きる! …(*´ー`*)ステキ

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