桜井清志

私にはすごくメッセージ性の強い作品のように感じました
昨夜、読み終わってから感想を書こうと思ったのですが、なんかずっと引っ掛かってる事があって。今朝もう一度読んでみたんです。 そうしたら気付きました。幽霊の女の子、今までも含め、なにも人に迷惑を掛けていないなって思って。いわゆる怨念みたいなものがなくて。 引っ越したばかりの女の子と遊んであげて、大事にしていた人形を気に掛けていて。考えすぎかもしれませんが、デパートから池に連れ出したタイミングも、いつも姿を消すタイミングも、愛美のことを思ってのことのように感じました。プレゼントをあげて、片足に愛美の長靴を履いて空に消えて行く姿、そう思ってあらためて読むと、すごく泣けてきました。 噂の方がよほど残酷で、人の良くない好奇心、亡くなった命を弄ぶような心理が見え隠れします。(意図しないところでしたら申し訳ないです…) ラストを読んでから思い返してみる、もう一度振り返ると、いろんなことが違って見える。ホラーテイスト、ページをめくる前の一文がいつもドキッとさせるものでした。上手いなぁと思いました。その巧みさが、上手く何気ない温かなシーンを伏線のように包んでいるなと思いました。 親が子を思う気持ちも、読んでいてグッとくるものがありました。きっと亡くなった女の子も、その気持ちを理解していたんだろうなって思います。 ホラー要素もしっかりと楽しませてくれて、感動も与えてくれる、すごく好きな作品です(^^)いろんなことを考えさせてくれました。 昨夜はパソコンの前で、村木さんそろそろ来るかなーって、心待ちにしておりました(笑) ありがとうございました♪
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うれしいお言葉ありがとうございます。2度も読んでいただいたうえにいろんな思いをくみとってくださり、感激しております。 今回のお題「足あと」はギリギリまでかかってしまいました。エブリスタ登録から妄コンに参加していた足あともここまでかと思いましたが、桜井さんと切磋琢磨してきたことが頭にあってなんとか参加させていただきました。桜井さんのおかげといっても過言じゃないです。 今回の作品は当初ホラーの予定ではありませんでした。それを途中からホラージャンルに切り替えて作ったものです。親の思いであったり、子どものあどけなさであったり、気持ちが伝わってもらえればという思いで書きました。桜井さんからの感想に感無

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