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マイ・クール・ラバー
雲灯
2021/1/31 17:24
本当はもっとクールに感想が書きたい
えー、とある方に「雲さんぜひ読んで」と言われたので読んでみましたが、雲灯は類の正体に4ページ目で気づきました。 遅すぎた。 2ページ目くらいで気づくべきだった。 一つのジャンルだけを愛して書いている我が看板を返上せねばならない。 冗談はさておきまして、 最後は類が再起動をして記憶が吹っ飛び、美結ちゃんにとってはバッドエンドかトゥルーエンドにも見える結末でしたが、 私として注目したいのは、「もっと欲しがってよ」と思って美結ちゃんが取ったスキンシップに対して、類の機械体温が上昇したと言う点です。 そういうふうに反応するように設計されたのか、あるいは、類の誤作動なのか! まさかあらゆる危機に対して機械が落ちてデータがクラッシュするような設計を設計者がするわけがない(たぶん)ので、私は断然、体温上昇の原因は類の誤作動によるものだと思うのです。 なぜ誤作動に陥ったのか。誤作動をさせる類の衝動に名前をつけるとしたら……。 たとえ今回はオーバーヒートして記憶がとんでも、類は再び美結ちゃんを幸せにすることでしょう。 とてもキュンキュンしたサイエンス・フィクション・ラブ・コメディでした。
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桃園すず
2021/2/1 10:34
まず、これだけ長い感想をいただいたのは初めてで、とても嬉しいです。 考察もしていただき、ありがとうございます。アンドロイドが登場する物語は少なからず、あのときのあの行動・現象には彼もしくは彼女の「気持ち・感情」が伴っていたのだろうか、と考えさせられるところがグッとくるポイント(少なくともわたしにとっては)だと思っています。今作で言えば、雲さんのおっしゃる通り、体温上昇がいかにして起きたかというのがそこなのですよね。 これは余談ですが、記憶は消えてしまったけれど、「心」の芽生えみたいなものがきっとあって……という想いを込めて、表紙のイラストにはハートを大きく乗っけてみたのです。 とにかく、
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