和泉 雪

本日! 夜の八時半より長編作を投稿します。 『異世界でも陽は昇る』  赤木 時雨。青年は歴史を学んでいた。  それほど久しくもない昔に、奴隷制度はひょうひょうとした顔で人の首に絡みつき、鎖となって人権を縛った。人が、人権を行使できないように。  時雨は異世界転生を果たす。  気づけば、そこはどうやら異世界のようだ。剣と魔法の世界、異世界転生の字が頭を過る。それは間違いではなかった。  首に鎖が絡まっていた。  青年は、奴隷にされていた。  魔法は使えない。  腕っぷしは立たない。  チートもなにもない。  色褪せた世界で、青年は泥水で口を濯ぎながら今日も働く。  ーー転生しても朝はくる。  このようにファンタジー小説ではあるものの、かなり大衆小説に近いのが特徴です。  理不尽に立ち向かう青年。  時雨の泥水を啜りながらも気高く生きていく姿勢を、異世界の美しい景色に混じえて綴っています。是非、一読を。  

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