年越し煎餅

農民とは? つづき Cについては、最早理解の範疇を超えている。 しかし、小説の中では農民は無抵抗に殺されている。 況してや、盗賊などに襲われた場合も同様だ。 もし本当にこのような人々が歴史上に存在していたのなら、数年で死に絶えているだろう。 飛鳥・奈良時代に『国民』と呼ばれた人々は普段農業を従事していたが、災害や作物が不作になると隣の村へ食糧を奪うこともした。 食糧を奪う方も奪われる方も武装をして槍や刀を持つようになる。 これを『武士』と呼ぶ。 と、言いますが弥生時代の環濠都市に住んだ弥生人と何も変わらない。 要は武士も農業をするのであり、武士と農民は同じであり、これを『国民』と呼んでいるのである。 この『国民』が戦国時代と呼ばれる下剋上の世で表舞台に登場する。 特に織田信長は能力主義であった為、多くの『国人』が出世をした。 森長可、水野忠重、前田利家、蜂須賀正勝、池田恒興、丹羽長秀、九鬼嘉隆など、全て子孫が江戸時代に大名までなっている。 この『農民』という存在の謎は、これだけでは終らない。 それは『豊臣秀吉』という言葉狩と対決しないと論じれない者の存在が隠れているからである。

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