伊勢祐里

物語は作家の心という海から生まれてくる
あまりに素敵なお話で読み終えた次の日も読んでしまいました。 この作品は物語を書く動機の話をされているのだろうと思います。誰かの作った筋ではなく、自分の中にだけある筋が文章になっていくのだと。ただ美しいだけの海ではなく、父が死んだ海だからこそ、あの一節に繋がっていく。 作家とはそういう生き物で、ストーリーには必ず作家の心情が反映されているのだ、という訴えがあるのではないかと思いました。 カフェに置かれていたグラスは、作家を志す皆のグラスじゃないかと勝手に思っています。私のグラスもあればいいのですが 笑
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伊勢祐里さま このたびは拙作をお読みくださり、感想までありがとうございます。 このお話は実際に小説を探すなかで、衝動的に書いたものでした。自身の執筆について赤裸々な側面もあり、面映いものですが、同じ書き手の方に共感していただけるのならこの上ない慶びです。伊勢さまも素晴らしい書き手の方とお見受けします。きっと伊勢さまのグラスも棚に並んでいますね。 ありがとうございました。
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