Gacy

読み手の心の奥底にある,隠れた不安を素手で鷲掴みするような作品
なにもかもが信用できない。この話を素直に受け入れられる読者とすべてを疑う読者がいるとしたら自分は後者でしかない。暖かい家族の絆は存在するのか,実は母親を除く家族全員が欲望という名の裏切り行為をしているのか。ほのぼのと展開される話とは裏腹に不快感と不安感が増してゆく物語は読み手の人生を炙り出していくようで,ヒューマンドラマというカテですら疑わしく思えてしまう。 雪の上の「足あと」が決定的証拠なのか,夫の反応はなんだったのか,最後まで読み手に答えを与えないまま終わる本作品は自分にとっては十分すぎるほどのホラーであり,作者のセンスに恐怖すら感じる。
1件・2件
Gacyさん、レビューとても嬉しいです。読み手によって解釈の違いが色々なんですね(о´∀`о)そうですね。私もそういう意図で書いたので良かったです。有難う御座います。
1件1件
実は今回この作品を読んだとき,「え?」って違和感を感じるぺコメが何度も目に入ってきてしまい,読後の印象が変に混乱させられました。 あまりない経験だったので,自分の感じ方が他の人と違うのかな? と思い,自分が感じたままのレビューにすべきか,当たり障りのないレビューにするのか悩んだという,初めての経験でした。 結局,感じたまま書いたけど。
1件

/1ページ

1件