あなたに必要な作用がある
自分はゴミ。不必要。大切な人にとって、この世界にとって。そんなふうに思う時間が、もしかしたら誰にでもあるのかもしれない。 重苦しい場面が続くかと思いきや、予想外にコミカルで、ちょっとハラハラして、だんだんじんわりと胸に温かさが染み渡り、最後で自分なりの答えに手が届きそうになる。この作品は、そんな作用を持っている。 もしもあなたが自分はゴミなのかもと思い悩んでいるなら、ページを少しめくり、自分独りだけじゃないと安堵するも良し。ラストまでのめり込んで読んで救われるも良し。 私?両方に決まっているではないか。
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