西 東

タイトルが重い。
実際に視覚を小さな機械類で補おうとする研究はあります。 それこそ明日にでも本当になりそうな事が語られるだけに、実際にあるネットワークを通じてのハッキングや偶然にしては都合良い話に疑わしさを思うのも分かります。 ただしそれが、黒木の中に長く鬱積してきた悪感情から来たものだったらと考えるとタイトルの重さがズシリときますね。 健常者と同じ様に生活できると一人暮らしをしている彼は、きっと自立心が強く他者に余り頼ろうとしないところがあったのではと考えます。 親切心から手を貸そうとする人を、むしろ彼の方が遠ざけ嫌う部分があったなら、色眼鏡を掛けた世界は歪んでしまっているのでしょう。 でもその色眼鏡が正しいものだとしたら、いよいよ真実がどこにあるのかは分からなくなり、読後には強い不安感と焦燥感が残りました。 正しいのは果たしてどちらなのかと。
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レビューありがとうございます。 こんなに深く考えていただけるような話を書けなかったので、なんか申し訳ないぐらいです。 主人公の暗い感情とか人に対して壁を作るような部分をもっと丁寧に書きたかったんですが、文字数が気になってほとんど削ってしまいました。読み返すと浅さを感じますね。 最後は「氷の微笑」みたいな感じでどちらでも考えられるようにしたかったんですが、そこが伝えられてよかったです。 次はもっと丁寧に書けるように頑張ります。ありがとうございます。
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喰ウ寝ルさんへ お早うございます。 文字数に制限があるからこそ込み入った話は書くのが難しいですよね。 不信感を覚える部分があったらので、こうじゃないかなと想像しました。
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