honolulu

「 眺めのない部屋………再び 」 3月のあの全ての哀しみを抱えた日、11日を迎え、忘れないあの日をという気持ちを込めて連載したいと思います。 2年前に 「 眺めのない部屋 」 を書いたときにはこんな気持ちでした。 ーーーーーーーーーーーーーー あれから8年。 どんなに時間が経ってもあの日を忘れることはない、 と言うのは実際に目の前で悲しく苦しい辛い現実を知らなかった者の傲慢でしょうか…… 忘れたい人、忘れられない人、忘れることができない人 皆様の上に少しでも優しく穏やかな未来が開いていることを切に切に祈ります。 ーーーーーーーーーーーーーーー そして今年は10年です。 2月に入った13日夜もふけた頃。 また人々を不安にさせる大きな揺れが東北を襲いました。 あの恐怖を再現された方々も多かったと思います。 そして、その少し前に、 私はあの震災で子どもを行方不明という形で失ってしまった方のインタビューを読みました。 10年経っても、経ったからこそ、目の前にある深い傷をまた知ることになりました。 その気持ちを忘れないように、 「 眺めのない部屋………再び 」 を書こうと思いました。 深い辛い消えることのない哀しみ。 それを包含してなお、 生きていかれる方々の上に、 少しでも安堵の日々が還ることを祈って。 https://estar.jp/novels/25783282
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