moco.i

自分自身を見つめなおすきっかけにもなる物語です。
拝読いたしましたm(__)m 僭越ながらレビューを書かせていただきます。 18歳19歳に対する少年法が変更になったというニュースを聞いた翌日に、本作を拝読したことも関係するのかもしれませんが、とても深く痛く心に染み込んでいました。 翔ちゃんは賢い少年であったと思います。勉強だけじゃなく、生き方も周りの友達より随分大人であったはずです。そうならざるを得なかったことはとても哀しいことですが。 本作で彼を見守る大人たちは誰も素敵な人ばかりです。でもそこに含まれない唯一最低の大人が彼の父親であったことがあまりにも哀しすぎました。彼に酷い絶望的な言葉を投げたのが父親でなかったら、翔ちゃんの選択は違ったのかもしれません。 法律が成人とした18歳は、まだまだあやうい年頃のはずです。彼の行為が法的に護られることであることは冷静に考えればわかることです。でも冷静になれなかった背景には彼の幼さと、本来なら子どもを一番に護らなければいけない親から与えられた絶望があったのかもしれない。あやうい成人たちに大人としてどういう風に接すればいいのか、襟を正す思いを感じていました。 この物語がフィクションであることを望みます。でも翔ちゃんと同じような状況にある子どもたちは、現実世界にもたくさんいるのだろうと思います。すべての大人たちにわかっていてほしい、まだまだ未完成な彼らのことを。そしてすべての拙い成人たちに感じてほしい、世界は君が知っているよりももっと広く、深く、優しいことを。 木瓜の花だけでなく、赤く咲く花を見たときにこの物語を思い出します。そして自分を律します。そんな決心をくれる物語でした。 最後になりましたが、超妄想コンテスト優秀作品選出、おめでとうございます。
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大変貴重なreview、 ありがとうございました。 私共は法学などを専門に 学問する人間が身内の 殆どで(私は勉強嫌いで 遊んでますけど(^ω^) 時として、残酷な家庭の 事件を聞くことが多いです。 「人は五億円では死なんけど  五十万ほどで死ぬもんや」 は、祖父の口癖でした。 年々険しくなる社会で 不幸の皺寄せが、未成年者に 寄っていくような不安・・・ 拭えませんね・・・。 またそのあたりをもっと 伝えられる書き手になるよう 努力致します。これからも 応援下さいませ。 ホンマにありがとう、 ありがとうございました。
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ご丁寧にありがとうございます。 法律改正のニュースになんとなくモヤモヤしていた気持ちの原因を、はたと気づかせていただきました。ありがとうございました。 御身内の方々からのお話が基盤になっているのですね。怖いほどのノンフィクション感は、そういうところから来ていたのかもしれないですね。 #もう天使ではいられないシリーズ、追々訪れさせていただきます。 こちらこそ、いつも応援いただき、本当にありがとうございますm(__)m なかなかエブリスタさんに来ることができず、お返しもできずに申し訳ありません。 ただ今回のレビューは、お返しの気持ちではなく、作品への感動で書かせていただきました。一人でも多くの
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