時矢

お見事!オープンエンディング
結末を、読者に委ねる、オープンエンディング。うまく決まると、ほんとにかっこいいですよね。なかなかうまく決まらないけど。本作はそこがばっちりです。成功の要因は、主人公のていねいな心理描写。短編ながら、脇を固める会社の偉い人や恋人もしっかり像が浮かぶ。そして何より、老機長が突然歩けなくなるところです。これがあるから、結末が描かれていなくても、きちんと終わった感じがするのではないかと思いました。
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