読み終わって、タイトルに痺れる
人生のターニングポイントにおいて何を心に置いて挑むのか。手段なのか目的なのか、いずれその後の人生がどう転ぶのか、否、どう動かしたのかをこの作品は表しています。 主人公とその他の登場人物の就活風景を通し、その前後の各々の人生を描いたヒューマンドラマ。 直接的な結論を書かず、出来事と事象を外殻的に淡々と描いている事で、より各々の生き方がよく見える構成でした。この技術も凄いですが、何より「思いがけない再会」や「時間の経過と立場の逆転」を読者に自然と感じさせる文脈に気付いた時、思わず溜め息が出ました。 読み終わり、そのタイトルにぐっときた。 そう。これはまさに三叉路でした。 すごい面白かったです!
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